最終更新日2017/08/13
ニートであっても生活保護はもらえるのでしょうか。今現在「働く意思はあるけれど上手くいかず仕事がない」「就職活動や生活に必要なお金が少しでも欲しい」そんな私が市役所に行き相談して参りました。その結果を簡単にこちらでご報告いたします。
ニートの生活保護申請
<目次>
今回の申請者について
はじめに申請を行った際の私の状況を書かせていただきます。
・30代
・無職
・収入なし
・親の持ち家に親と同居しており衣食住を頼っている
という状況です。今まで親のお金に頼って生きてきました。しかし親の収入も減り、年金生活を迎えます。そうなれば親と一緒に終わりを迎えるだけです。
生活保護に助けてもらうしかない…そう思いました。
事前の情報収集
「なんとかして生活保護を受けるんだ」と意気込む私でしたが動く前に情報収集は欠かせません。役所へ行く前にネットを色々と調べてみました。
本人が無職であっても親に一定以上の収入があれば親と同居であることにより親族に頼れることから保護費の受給は難しいというのがほとんどのサイトの共通見解でした。
ですが何事も自分でやってみなければわかりません。
私の両親も「年金生活になればニートを養うほどの収入はありません」そこを説明すれば動いてくれるかもしれない。そんな思いで歩みを進めました。
手続きの手順
役所の福祉課に到着してまず驚いたのが人の多さです。そして私と同じような人間であろう人たちがたくさんいたことです。「こんなに生活に困っている人がいるんだ」、「どうして私はこうなってしまったんだろう…」そんな暗い気持ちになりました。
さて、実際の手続きは以下のように進みました。
役所の福祉事務所に行く
私の場合は「福祉事務局生活福祉課」という部署が担当でした。人も多く混雑していたこともあり誰に話していいかわからず受付の前で10分以上うろうろとしていました。
相談票の記入
やっと受付表のようなものを見つけたのでそれに記入を済ませ、番号札を取って順番が来るまで待ちました。私の自治体ではこのような用紙です。
その後、順番が来るまで30分以上待ったと思います。
ケースワーカーの方と1対1で面談
薄い仕切りのようなもので分けられた相談スペースに案内されて相談開始。大体の会話の流れは以下の通りです。
私:収入がなく、毎月の税金を払う見通しが立たない、親にも頼めないので生活保護の受給を含めて何か方法はないだろうか。
ケ:生活保護の要件を満たしていれば支給される。まずはその確認をしましょう。
私:要件とはどんなものですか?
ケ:1、能力の活用(働けるかどうか)
2、資産の活用(貯金や年金、家や証券、貴金属などの資産があるかどうか)
3、他の法律や制度の活用(保険や年金、手当などで利用できるものはないか)
4、扶養義務者からの援助を優先(頼れる親族はいないのか)
この点について確認できれば受給できる。
私:1、ニートで就職活動はしているが仕事がない。
2、生活費として多少の貯金があるが1年は持たない。
3、わからない。
4、親と同居している。
ケ:1については就業支援をしていく。
2については確認してからになる。
3も2と同じく確認する。
4親が働いて収入を得ているなら、その額が最低生活費に満たなければ対象。
ニート乞食さんの場合(首都圏の3人家族)23万前後が目安。
私:その程度はもらっていると思う。
ケ:ですと現状では受給は難しい、どうしても必要であれば両親と一緒に相談に来てください。
このような会話があり泣く泣く帰宅することとなりました。
まとめ
あくまで私が実際に相談した結果ですので全ての場合に当てはまるとは言えませんが「ニートであっても親に最低生活費を超える収入があれば難しい」ようです。親が働けなくなった時に再度申請することも考えていきたいと思います。
最低生活費については厚生労働省のページが参考になります。
厚生労働省:生活保護制度 |厚生労働省
雑記の続きがあります。色々あった末に仕事が決まった話になります。
ここまでお読みくださりありがとうございました。